
〜心の棚に置いたままの経営課題に、そろそろ向き合ってみませんか?〜
「この業務、誰かに任せたいな…」
「採用がうまくいってる会社に、話を聞いてみたい…」
「本当は、経営の方向性をちゃんと見つめ直したい…」
こんなふうに、ふとした瞬間に思い浮かぶことってありませんか?
でも、結局はいつもの結論に落ち着いてしまう。
「まだ任せられる人がいない」
「今は自分の時間マネジメントで何とかするしかない」
「誰かに聞くより、自分で調べたほうが早いかも」
「今はこの業務を優先。方向性は、また今度…」
こうした判断は、現場をよく知る経営者だからこそ出せる、経験に裏打ちされた“現実的な選択”なのかもしれません。
でも実は、その“結論”は、考えることを終わらせるものではなく、むしろ問いの入り口である可能性もあるのです。
見過ごしている「問い」が、あなたの中にある
「まだ任せられる人がいない」と思ったとき、それは本当に“任せられない”のでしょうか。
それとも、“任せる経験”をこちらから与えていないだけかもしれません。
少しだけでも任せてみたことはありますか?
もし「誰がどこまでできるようになったら任せられる」と明確な基準があるなら、それに近づける方法を考えることができますよね。
あるいは、「とりあえず今は自分で時間を工夫してしのごう」と考えた時。
その“しのぎ方”は、いつまで持ちこたえられそうですか?
根本的な仕組みを整えることの方が、長い目で見れば持続可能ではないでしょうか。
また、「自分で調べたほうが早い」と思ってしまうのは、忙しい日常の中では当然かもしれません。
でも、その“早さ”は、果たして本当に成果につながっているでしょうか?
他の経営者との対話の中でこそ、思いがけない気づきや、背中を押してくれる一言が得られることもあります。
そして、「まずはこの業務を終わらせないと」と目の前に集中することで、つい先送りしてしまう“経営の方向性の見直し”。
本当は、それを見直すことで日々の業務の優先順位も変わり、もっと軽やかに動けるようになるのかもしれません。
問いを持つことで、視界がひらける
私たちは、何かに行動を起こす前に、無意識に「問い」を持っています。
でもその問いは、「いつもの結論」によって見えなくなってしまっていることがあるのです。
たとえば、「誰にも任せられない」と思った瞬間に、そこで思考が止まってしまう。
でも、「どうすれば任せられるようになるか?」と問い直せば、選択肢は一気に広がります。
結論を「終わり」にするか、「入り口」にするかで、経営の景色は大きく変わってきます。
見えていなかった道が、そこからひらけていくことも少なくありません。
【コーチからの問いかけ】
経営者が日々下している判断のなかには、
その人自身の過去の経験や、信念、そして無意識のクセが色濃く反映されています。
でも、その“いつもの結論”のなかに、
実はこれからの可能性をひらく「問いの種」が眠っているかもしれません。
問いを持ち続ける力は、経営者にしかできない大切な営みです。
答えを急がず、自分の問いとじっくり向き合ってみる時間こそが、
新しい答えを引き寄せる「経営者の時間」になるのではないでしょうか。
あなたが繰り返し心の中でつぶやく“いつもの結論”、
それは本当に終着点でしょうか?
もしかしたら、新たな問いから大きく未来がひらけていくかもしれません。
一歩立ち止まって、もう一度問い直してみてはいかがでしょうか。