社員が自ら動き出す組織とは?~「自走するチーム」をつくるためにできること~

こんにちは。

今回は、運送業をはじめとした「現場判断が求められる仕事」で、社員が指示を待たずに“自ら動く”組織をつくるためのヒントをご紹介します。

「うちの社員、なかなか自分から動かないんだよね…」

「もっと現場で主体的に判断してくれるようになってほしい」

そんな悩みをお持ちの経営者や管理職の方も多いのではないでしょうか?

実は、自ら考え行動する“自走型”の社員は、育てることができます。


なぜ、社員は指示を待ってしまうのか?

社員が「自分で考えて動く」ことに尻込みしてしまう背景には、次のような理由があります。

• 会社の方針や判断基準が不透明で、自分の判断に自信が持てない

• 意見を言っても「どうせ通らない」と思っている

• 「余計なことをしないほうが無難」という空気がある

つまり、会社の文化や環境が「自ら動く」ことをためらわせていることがあるのです。


自走するチームに変えるためにできること

ここからは、実際に取り組みを進めている企業の事例を参考に、社員の主体性を引き出すヒントを見ていきましょう。

1. 業務の「見える化」で納得感と信頼を

ある企業では、「誰がどれくらい動いているか」がわかるシステムを導入し、業務の見える化を進めています。これにより、社員同士が互いの仕事ぶりを認識し合い、信頼や連携が深まりました。

別の企業では、ドライバーの業務内容を数値化して可視化。努力や成果が正しく評価される仕組みが整ったことで、「やればやっただけ認められる」という空気が生まれています。

2. 「数字」で経営を伝える

また、ある運送会社では、ドライバーに原価計算を学ぶ機会を提供し、仕事の中で何が利益を生み、どこにコストがかかるのかを理解してもらうようにしています。

こうした取り組みによって、社員は「運転手」ではなく「経営の一員」という意識を持つようになります。例えば、「燃費を良くするための運転」や「ムダな待機時間を減らす」といった改善提案が現場から上がるようになったのです。


社員が自ら動き出すための3つの鍵

では、どうすれば社員の「自走力」は高まるのでしょうか。以下の3つがポイントです。

権限を与える

経験豊富な社員にリーダーの役割を任せ、改善活動や後輩指導の場を設けましょう。自分の役割が明確になると、人は責任感とともに成長していきます。

目標とフィードバックを定期的に

「ただ荷物を運ぶ」だけではなく、「顧客満足度」「燃費効率」などのKPIを設定し、フィードバックを丁寧に重ねることが大切です。

小さな成功体験を積み重ねる

たとえば、待機時間削減やルート最適化のアイデアを募集し、採用されたら報奨を与えるなど、「やってみたら評価される」という経験が、次の行動につながります。


組織が変わると、社員の心も動き出す

「ここは、自分が成長できる場所」

「この会社は、自分を見てくれている」

そんな実感を持てる職場では、自然と自分から動く社員が増えていきます。

「もっと良くしたい」

「仲間のためにできることをしたい」

その気持ちが芽生えたとき、組織は本当の意味で“自走”を始めます。

そしてそのスタート地点をつくるのが、経営者やリーダーの「問いかける姿勢」なのかもしれません。


コーチからの問いかけ

社員の力を引き出すには、「答えを与える」のではなく、「問いを投げかける」ことが鍵です。

• 「どうしてその方法を選んだの?」

• 「もっと効率的なやり方はあるかな?」

こんなふうに問いを重ねることで、社員は自ら考える習慣を身につけていきます。

失敗に目を向けるのではなく、「そこから何を学べたか」を一緒に考える姿勢も大切ですね。


最後に、あなたへの問い

あなたの職場では、社員が安心して“自分で考え、動ける”環境が整っていますか?

もし「まだかもしれない」と感じたら、今日できる小さな一歩から始めてみませんか?